海の向こうで

海の向こうで戦争が始まる


村上龍 1977年の小説
「海の向こうで戦争が始まる」を読んだ


主人公の「僕」が見つめる
祭りに沸く 海の向こうの町


「私は祭りではなく 
 戦争が始まればいいと思っている」


そんなセリフを吐く 大佐が登場する


そして海の向こうの町では
本当に戦争が始まってしまう


無数の死


連日 TVの中で観る
あの大佐と 重なって見えた


この 詩的であり残酷であり
浮遊感のある物語を読み終えるのに
とてつもなく長い時間が必要でした


決してお勧めはしませんが
好きな小説です