2011-03-09 海の向こうで 村上龍 1977年の小説 「海の向こうで戦争が始まる」を読んだ 主人公の「僕」が見つめる 祭りに沸く 海の向こうの町 「私は祭りではなく 戦争が始まればいいと思っている」 そんなセリフを吐く 大佐が登場する そして海の向こうの町では 本当に戦争が始まってしまう 無数の死 連日 TVの中で観る あの大佐と 重なって見えた この 詩的であり残酷であり 浮遊感のある物語を読み終えるのに とてつもなく長い時間が必要でした 決してお勧めはしませんが 好きな小説です