弁慶

夏の疲れが出たのか
久々に へんとう腺がはれた


重症です 点滴しましょう


ということで 点滴を打ってもらった


子供のころ 注射とか
まったく嫌じゃなかったのに


大人になるにつれて
針で体を刺されることに
抵抗を感じるようになった


まして 点滴なんて
ずっと腕に 針が刺さったままの状態
ですから


そこで思い出したのが


義経を守り 体中に矢を受け
立ったまま絶命したという
武蔵坊弁慶の話


本当の話なら
さぞかし痛かっただろうな〜 弁慶


僕なら絶対 義経ほったらかして
逃げるけどな


などど考えてるうちに 点滴は終わった


針を抜かれた瞬間の 自由


やっぱり 健康が一番だよなと見上げた空は


もう 夏の青色 じゃなかった。