オー、ロマーリオ

2002年6月30日 W杯決勝 ブラジル×ドイツ


夜行バスで降り立った横浜は
小雨がぱらついていたように思う


ドイツ代表のユニフォームを着た
僕の前に現れた 一人の
熱狂的なブラジルサポーターのおっちゃん


ロマーリオロマーリオ
 オ〜、ㇽㇽㇽロマ〜〜リオ!
 ゴォォォ〜ル!ロマ〜〜リオ〜〜!!」
 

と まぁ 絶対にブラジルの勝利を信じて
疑わない感じの 異常な盛り上がり方であったが


その大会 ロマーリオは代表に選ばれてなかったし
おっちゃんが着ていたのはなんと
メキシコ代表のユニフォームだった・・・・


今となっては 日本でサッカーのW杯が開催されていたなんて
本当に 夢のような話であるが


ここへ来てやはり ドイツとブラジルがまた
戦わなくてはならないという 星のめぐり合わせ


明後日の早朝


僕はドイツを応援するが
素晴らしい試合を見せてくれるなら
もう どっちが勝っても良いな


W杯も ここまで来れば
負けたチームの選手だって 
十分美しく輝いてるしね


よくサッカーは 戦争に例えられるけど


たぶん 戦争はあんなに美しくないよ


ねー 「オ〜、ロマ〜リオ」のおっちゃん