7つ目の音を探して

スタジオに入って行って
ドラマーであるはずの相方が
ドラムを叩かず 
アコースティックギターを弾いている時は


彼がドラムを嫌いになった時 ではなく


人生に疲れ果てた時 でもなく


良い曲のアイデアが生まれた時であり


バンドにとっては喜ばしい瞬間



前回のスタジオで 相方が持ってきたのは
Dセブンスから始まる 新曲のアイデア


早速録音して持ち帰った


知っている人は知っていると思うが
セブンスというコードの響きは
ブルース、ソウル等 黒人音楽に多用される音


その響きは 魅力的であり 官能的であり
あばずれ女であり 自由であり 憎たらしくもある


そんなセブンスの響きを損なわず
最大限に生かせるようなギターフレーズを
ここんとこは毎日考えている


7つ目の音を探して 


気が付けば 日付が変わっている