仮面の告白

金曜の夜 めずらしく家にいる


大吟醸越後桜で ひとり牡蠣鍋 


寒いねー 桜はまだか


今週は家に閉じこもり 読書三昧


今しがた読み終えたのはこれ



1行目を読んですぐ
あ、これ昔読んだ と気づいた


20代の前半だったと思う でも
結局 読破はできなかったんだ


24歳 本格的に執筆活動を始めた
三島由紀夫 初の長編書き下ろし作品


自伝的小説であるこの作品の中で
それはそれは ものすごーい告白を
していました そして


45歳で腹を切って自決するという 
後の人生を予見しているかのような
革命と死 に対する情景が描かれていた


何かを固く決意した人間が発する
光力のようなものを強く感じる そんな作品


二十歳そこそこの 何一つ決意できなかった自分が
最後まで読み通せなかった理由が 少しだけ
分かったような気がする