トパーズ

「トパーズ」の リバイバル上映を観てきた


”23年ぶりに蘇る漂流のSMハードコア”



僕はこの原作を なぜか
旅行中の淡路島の旅館で 夜中に読んだ


「瀬戸内海とSM」 って


似合うんだか 似合わないんだか
よくわからんなー などと思いながら
読んだ記憶があるが 思えば


あのあたりから ぐんぐん
村上龍の世界に ハマって行ったんじゃないかな



舞台は バブル期の東京


SMクラブのコールガールが見たハードコアな世界


乾いた打楽器の音に 湿っぽいベースラインが絡みつく


夜明けのビル群が映し出された
モノラルな映像のバックに流れる
キューバ音楽が 印象的だった


 
「国がお金持ちで その金にプライドがないから
 金を持った男たちは皆 マゾヒストになるの」



あの時期 もし本当にそうだったのなら


両手両足を縛られ
女王様に 鞭でシバキ回されることで
快楽を得ていた
プライドのない金を手にした男たちは


バブルなんて大昔の話になってしまった今 
どこで何をしているんだろうか・・・



さて そろそろ


ほっぺたが「ぽっ」と赤くなるような
純愛映画も観てみたいなー