ビエンチャンの空

8時ちょうどの69号
もちろん 定刻通りには発車せず
ま、そのあたりがタイです


どこででも寝れる人間ではないが
ディーゼルエンジンの音と振動が気持ち良かったのか
結構眠れた


窓の外が明るくなりだした頃
目覚めると 列車はタイ東北の田舎町を進んでいた




列車は当然時間通りではなく
約2時間半遅れで ノンカイ駅に到着
でも そんな事をゴチャゴチャ言ってはいけない
吹き来る風が私に言う



ちょっと親しくなった
同じ車両の フランス人のおっちゃんに別れを告げ
タイ、ラオス国境へ



国境を越えるのではないバスに乗ってしまい
発車間際に気付いて 慌てて飛び降りるという
ハプニングこそ あったものの
無事 メコン川を越えて ラオス
ビエンチャン



一国の首都でありながら
メインストリートを歩いてみても
高層ビルなど どこにも見当たらない


大都会バンコクから来た身にすれば
少々 拍子抜けしてしまうが
ここは僕が20代の頃から ずーっと来たかった国 ラオス




高い高い空を見上げながら
もう少し 酔っ払ってきます


続く…