太陽と不条理

セリーヌの次は アルベール・カミュ
この小説は 高校の頃に読んだ
いや 正確に言えば
読もうとしたが 最後まで読破出来なかった
ただ 「きょう、ママンが死んだ」 という
あまりにも有名な一行目だけは よく覚えている



母の死の翌日に海水浴に行き
女と関係を結び 映画を観て笑い転げ
友人の女出入りに関係して アラビア人を殺害
動機について 「太陽のせいだ」 と答える
主人公ムルソーの不条理


行った事もない アルジェリアという国の美しい太陽と 
どこまでも続く白い壁を感じながら
この絶望的な物語を ようやく読破


時間だけはいっぱいあった
あの退屈な夏の午後に
もっともっと いろんな本を
読んでおくべきだったんだろうな って
今になって思う